買い物をしてレジでお金を払う時に戸惑うことがあります。
なるべく小銭を増やしたくないので、1円単位まで出すのは日本では結構普通なはず。
例えばカナダのスーパーマーケットで買い物をして、合計が$12.50だったとします。
20ドル札しかないので、$20.50を出すとしますよね。 これって客にも店員にも両サイドにとって合理的なことだと信じていました。
ところが、こういうお金の出し方をすると店員さんに露骨に嫌な顔をされます。そして・・・
店員さん:「13ドル、14ドル、15ドル、16ドル、 あぁ~Sh★t! 17ドル・・・う~ん。」
なぜ足し算していく?? しかもかなり戸惑っているのはなぜ???
おつりは 20.50-12.50=$8! 一目瞭然じゃないか! と思うんだけど、そうじゃないみたい。
そこでカナダ人に聞いてみました。 同じ状況の場合、どうやって計算する?
やっぱり同じ。 それならやっぱり端数のないほうが簡単なはずなのに・・・・
例えば、$12.50の物を買ったときに$20を出されたほうが、よっぽど複雑になるはずなのに、彼らの計算式はこう。
13、14、15、16、17、18、19、20ドル。カウントして20まで出していきます。 ここまでで8ドル。そして8ドルから端数分の50セントを引いて、おつりは7ドル50セント!
なので例えば$12.15の合計で$20.20セントなんて出すと、混乱を極めます(笑)
シンプルに引き算をしたら簡単なのに、これは子供の頃からの習慣なので変えられないそうです。
ちなみに日本では小学生で覚える掛け算の九九ですが、カナダでは九九ではありません。
なんと12の段まで暗記。 しかも6~8歳の間に覚えているというから驚きです。
12×12なんて暗算できませんが・・・。 12の段を覚える前にお釣りを引き算でよろしく!